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スキン
何らかの配布所様
※CP成分 メイン:オキラス サブ:21ウォル/スネフロ
#AC6
ルビコンに平和が訪れた。
一言で表すなら、それだ。最も、ラスティにとってそう受け取ってしまえるだけで、その裏でとてつもない量の血が流れていたことを、他人事のように――しかし自分事である――知っている。
ラスティにとってかけがえのない戦友である彼、レイヴンが、執着とも呼べるほどのループを繰り返し、ここにいる全員が生き永らえるよう死闘を尽くしたのだ。
幾度もループを繰り返したこの世界は、少しずつレイヴン以外の人間にも無自覚ながら記憶を植えつけた。今ここでこの行動を起こせば……少しだけ、その未来を知っている気がして、回避したり、或いはしなかったり。それを繰り返し、現在が生まれた。
まずは戦友を称えるべきだ。今この世界で最も幸せな存在は、彼ではなくてはならないのだから。といっても、レイヴンは「皆が生きていればそれでいい」と言って、幸せそうにルビコニアンであるエア、今や伴侶と言っても差し支えの無いであろう元飼い主――ハンドラー・ウォルターと共に生きている。
己の上官であったスネイルは相変わらずフロイトに手を焼いているが、その様子に嫌味は一切感じられなかった。元から随分甘いところがあるとは感じていたが、やはりスネイルにとってフロイトは特別な存在であったのだろう。そして、それはフロイトにとっても。
では、ラスティは。
朝。フィーカの匂いがする。低い鼻歌が聴こえて、ゆっくりと意識を微睡みから覚醒させる。
身体を起こせば、キッチンから足音が聞こえてくる。
「寝坊」
そう言ってフィーカを差し出してきたのは、今や共に暮らしている……同居?同棲……?まあ、とにかく共に暮らしている、オキーフだ。
オキーフと生活を共にしていることを知ったレイヴンは「やはりそうだったのか」と言っていたが、どういうことだろうか。
「平和な証だ」
そう返して、フィーカを受け取る。一口飲めばラスティに合わせて控えめな甘さが口内に広がる。ふと横の時計を見れば、昼頃を回っていた。
「貴方も寝坊したのか」
「……そういう時もある」
「誤魔化さないでくれ」
「平和な証だ」
「真似するな」
オキーフは無視してそのままフィーカを飲んでいる。その様子を見て、少し笑みを零してしまう。まるで人生を諦めていたような人だったのに、こういう冗談を交わすようにもなったのだ。
「……よく笑うようになったな」
「え?」
「いや、元々よく笑うヤツだったが、……いい表情をするようになった」
「……ふ」
なんだ、互いにそう思っていたらしい。
「それを言うのであれば、貴方だって」
「同じことを考えていたか」
「……だが、そうだな。きっとみんなそうだ。……他を見ても、そう思う」
「……そうだな」
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