彼は逸らすことなく、真っ直ぐにリビデルの目を見た。リビデルはヴランの見透かしてくるような目が好きではなかった。“言わなくてもわかる”、そう言われているような気がしてならない目。それは、ヴランがリビデルを信用している証だったからだ。
「そして、俺にとっておまえは――……そうだな、友達だと思っているよ」「……と」 動揺したように零された一文字に、ヴランは苦笑する。「俺は子供の頃からこうだったからな、友達なんていなかった。もしいたらおまえのような感じだったのかもなと思ってる」
一次創作 2025/3/2(Sun) 19:06 edit_note
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雑記
とか
とかのヴランがリビデルへの好感度が高いところ、意外だと受け取られるかもしれない(受け取らなくてもいい)んですけど、ヴランがリビデルのこと好意的に思ってるのはめっちゃ些細な事で「自分を探偵役にしてくれるから」ですよ
もしかしたら監視役としてリビデルがついて時期も浅い頃にヴランがいつも通り知識を喋ってたら褒めてたのかも「おまえはなんでも知っているな。すごいよ」みたいな……
それが嬉しかったんですよヴランは…… 好きな子のこと好きになる理由がすごく些細なことだと嬉しい!!!!!!
(ここにおける好きな子とは友達のことを指す)
#バロック