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※注意一次創作「代行屋・砂月」とポケ擬のクロスオーバー作品です。ポケ擬の世界観や仕組み、設定諸々に自己解釈やオリジナル設定が含まれます。
二次創作 2025.9.29 No.43
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人型を象った真っ黒な影。
後ろから6本の蜘蛛の脚ような突起を生やし、それを自在に動かし人を襲っている。
小刻みに痙攣している姿が悍ましく、逃げ惑う人々を追い詰めとうとうショッピングモールの中まで入り込んだ。
それは1匹だけに留まらず、次々と地面から這い出てくる。
レイニスが声を上げると、代行屋・砂月の面々は揃えて応答する。
ホールに飛び出し、遅い来る影と戦いだす。
ミオがそう呟き、前へ駆けだす。
それに呼応するように、ポケモンたちが各自立ち向かい、怯える人間たちを連れて避難活動を始める。
その時、ショッピングモールの中にいる彼らには知る由もない。
風が音を立てて地面を駆け抜け、白い稲光が何度も空を刻んでいることを。
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そう言って、ドーズは乱暴に椅子から立ち上がり部屋を出て行く。
アルカはこの段階で扉が壊れたと思ったが、続いて苛立ったままのレイオフがまたもや力任せに扉を閉めたので、本格的に壊れた。
頭を抱える。自身の力でなんとか修復できないかと考えながら、アルカが長いため息をつく。