位のシナリオ配布所

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No.23

quiet blue 本文

貴方は自室で寛いでいる。
今日も忙しない一日を終え、寝る準備をしているか、はたまた一人の時間をのんびりを過ごしていることだろう。

(やりたいRPがあったらやろう!)

KPC「PC、ただいま!」

そうしていると、玄関の扉が開きKPCが帰って来る。
今日は仕事で遅くなると言っていたため、くたくたになっている様子だ。

(RP)

KPC「それにしても、こんな時間まで起きてたの?」

>待ってたんだよ
KPC「えへへ、ありがとう!」
KPC「お礼というか、なんだけどさ。ちょっと今から悪いことしてみない?」
KPCはイタズラっ子のような笑みを浮かべて言う

KPC「晩御飯って言うには遅いからさ、今からミニすき焼き作ろうと思います!」

>ミニすき焼き!?
KPC「小さいお鍋にそれっぽく作るだけだけどね」

KPCはキッチンに向かい、材料と鍋を用意する。
(お手伝いしたかったらお手伝いRPしても良い)

真夜中には刺激が強すぎる料理だ。貴方は空腹から腹が鳴る。
「どうぞ召し上がれ!もう寝る前だし、ほんとに簡単に作っただけだけどね」

≪探索可能箇所:リビング/時計/キッチン/鍋≫

◇リビング
貴方たちが住む家のリビングだ。
テレビも付けていない部屋では、時計の秒針が進む音しか聞こえない。

◇時計
時計を見ると、既に日付が変わるような時刻を指していた。

KPC「今日ちょっと仕事でミスしてさ」
KPC「それで遅くなっちゃった。元々今日は量が多いから、遅くなる予定だったけどね」

◇キッチン
定期的に掃除しているため、綺麗に整えられたキッチンだ。

◇鍋
ほかほかの出来立てすき焼きだ。
量はさほど多くなく、空いた小腹を満たすにはちょうどいい量だろう。

(RP)

KPC「ねえ、KPC」
KPC「ちょっとだけ我儘言っていい?」
KPC「……」
KPC「……い、一緒に寝てほしい。今晩」

貴方が了承すると、KPCは安堵した様子で「ありがとう」と言う。

<目星>
成功→KPCの様子が少しおかしい。落ち込んでいるような、かなり疲れているような、そんな様子が見受けられる。
失敗→いつもより元気がないようだ。

KPCは食器を片付ける。そして貴方たちは自室へと向かった。
二人ベッドに寝転ぶと、シングルベッドのためかなり狭く感じる。

KPC「や、やっぱり狭いね……」
KPC「ごめん、寝にくいよね」
KPC「……寝る前に、ちょっとだけお話したいな。いい?」

KPC「さっきも言ったけど、今日仕事でミスしてさ」
KPC「みんな怒らなかったし、大丈夫って言ってくれたんだけど」
KPC「それでもなんだかちょっと落ち込んでしまって」
KPC「でも、PCがご飯食べる様子見てたら、元気になったんだ」
KPC「ありがとね、PC」

(RP)

KPC「……ふあぁ……」
KPC「……ん、眠くなってきた……」
KPCの目はほぼ閉じかけている。しかし、朦朧としている意識の中でも確かに強く貴方を抱き寄せた。
KPC「……おやすみ、PC」
そう呟いた直後、KPCの寝息が聞こえてくる。
カーテンから月明りが透け、かすかに部屋を照らしている。
互いの体温が近く、直ぐ伝わってくるようだ。世界にまるで二人ぼっちで取り残されたように、世界は静かだった。
そうして、貴方たちは眠りについた。


翌日。
貴方は目を覚ます。
横を見ると、KPCは既に居なかった。時計を見ると時刻は10時を回っている。少し寝すぎたかもしれない。
そうしていると、部屋をノックする音が聞こえ、KPCが入って来る。
KPC「おはよう、PC」
KPC「さすがに狭すぎたよ、起きた時は私だけベッドから落ちてたんだからね!」
KPC「朝ごはん、出来てるよ」
貴方はリビングへと向かう。
そして、いつも通りの朝が始まるのだ。



シナリオ終了

KPCの料理を食べた SAN+1d3

【あとがき】
冬の時期に夜中に一人で「星めぐりの歌」を聴きながら書いていた記憶があります。
確かCoCシナリオを書いたのはこれで2作目だった気がする、1作目はデータも残ってない上、自分が通ったシナリオの続編を書いていた気がします。
どどんとふがあった時代だったかも、私はどどんとふ使ったことがなくて、Skypeでボイセをやっておりましたが……。

是非とも穏やかな夜をお過ごしください。
ありがとうございました!

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