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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」「新クトゥルフ神話TRPG」
TRPG 2025.12.3 No.46
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管理人(間宮)が制作したTRPGシナリオを自キャラに遊んでもらおう!というコンセプトの作品です。
当サイトに掲載されているシナリオのネタバレが含まれますので、遊ぶ予定のある方は閲覧をお控えください。
クトゥルフ神話TRPG「BLACK-TYPE」
KP:アズマ
HO1:大津 典嗣/ライゼン
HO2:ミゼア/レイニス
HO3:九重 亞里亞/ノワール
シナリオ配布ページ
ということで、僕がKPをやらせてもらうよ
アズマ:今日遊ぶシナリオはクトゥルフ神話TRPG「BLACK-TYPE」
時は現在より遥か未来。突如襲来した宇宙生命体によって、人類は地球から巨大宇宙船体へと移住していた。
あなたたち探索者は、船体に襲い来る宇宙生命体を撃退するために結成された軍隊に所属しており、「BLACK-TYPE」という機動兵器に乗り込み戦っている。
秘匿ハンドアウト制なので、プレイヤーにはそれぞれ役割と隠された秘密が配布されているよ
HO(ハンドアウト)1、あなたはチームのリーダーである。
HO2、あなたはチームの番犬である。
HO3、あなたはチームの新人である。
以上。じゃあ今からHO順で自己紹介と探索者紹介をしてもらおうかな。
【HO1】
HO1、チームのリーダーをやらせてもらうぞい!
不安だな
不安とか言うな!
わしの探索者はこれじゃ
大津 典嗣。年齢は44歳
仕事には不真面目、酒とたばこと、あと宇宙船にあるのかは知らんがギャンブルが好きじゃ
まあ、アズマから許可されたから多分あるんじゃろう
シナリオには記載がないからわからないけど、あるんじゃない?
わしがリーダーとしてみんなを引っ張るぞ!
【HO2】
次は俺な!
ミゼア。35歳の男
野生児みたいに元気なヤツ、周囲から大型犬かなにかだと思われてる
特技は床だろうと机の上だろうとどこでも寝れるとこ!
チームの番犬だがヘアバンドに描かれてるのは猫だ
かわいい
制服と同じ色味なのか……、宇宙船公式グッズ?
そうかも
【HO3】
九重 亞里亞、32歳の女性だ。
女性探索者か~、紅一点
気を抜いたらやりやすさから男ばかりになってしまうからな、今回は女性で
・一見神秘的な雰囲気を覚えるほど美人なんだが、中身はどちらかというと天然で物忘れも激しい
・大ミスもやらかすが、平然な顔でミスをしたと報告するから思わず問題ないのかなという感覚にさえ陥ってしまう
・字が汚い
謎情報
でも多分ミゼアも字汚いよ
大津も字汚いぞい
このチームが出す報告書、誰も読めないかも
なんとかしてくれ、上司とか
全員の情報が揃ったところで、本格的に始めていこうか
まずは全員分の事前個別導入から始めるよ、大津さんからね
よし
頑張れよ~
【HO1 大津 典嗣】
現在より21年前
あなたは軍人として日々訓練と実戦を繰り返していた。
今日は宇宙生命体の襲来を知らせる警報が鳴ることもなく、訓練の時間も終わりを迎えていた。
しかし、このまま何事もなく一日を終えれる保証はない。
宇宙生命体に休みはなく、この1秒後に襲来してもおかしくはないのだ。
あなたは軍人として、常に気を引き締めなければならない。
それが、今の人類が置かれている状況だった。
あなたの前にひとりの男性が現れる
NPC - 黒瀬 織葉
「大津」
あなたを呼び留める声が聞こえる。
振り返れば、あなたの友人である黒瀬織葉が緩く片手を上げ、「やあ」と親しげに微笑んでいた。
「お疲れ。どうだ?調子は」
おっ、秘匿情報に書いてあったNPCじゃの
友人だからね、それを踏まえてRP(ロールプレイ)をどうぞ
「よっ、黒瀬」
「いつもと変わんねえよ、絶好調!」
「そうか」
「黒瀬は?会うのも久しぶりだろ」
「確かにな」
「俺もそうだな、変わりないよ」
ここで大津さんは黒瀬に対して<目星>or<応急手当>or<医学>が振れるよ
わしの運の良さを見せてやろうぞ!
目星(63)→02(クリティカル!!)
え!?!?
ウオオオオオ!!!!!!見たか!!これがわしの実力じゃ!!!!!
す、すごいね……
個別導入なのが惜しいくらいじゃ、この結果をレイニスとノワールにも見せたかったわい
う~ん、特にプラスで渡せる情報もないから、次のロールに+10の補正にしようか
目の下の隈が以前より酷いように思える。またロクに眠れていないのだろう。
ほう
「変わりない、ねえ」
「確かに、仕事に打ち込んでロクに寝れてなさそうなのは変わんねえかもな」
と、さりげなく寝てないなコラというのを突いてみるぞい
「なっ……、はぁ……。相変わらず観察眼が優れているというか……。おまえに隠し事ができないな」
「上の人間から、宇宙生命体をより効率よく倒す方法を探れ~……なんて無責任命令が来てな」
「ああだこうだ言いながらも対策を進めているんだが……、まあ、簡単にわかれば苦労はしないよな」
「随分大雑把な命令だなあ」
「もっとなんか、明確な指示とかしねえのか?」
「上も宇宙生命体のことなんてわかってないんだ」
「あやふやなことしかわかってないから、あやふやな命令しかできないんだろう」
「そんなもんかねえ」
「おっと……、そろそろ戻る時間だ」
「そういえば、訓練終わりだったよな?悪いな、世間話に付き合わせてしまって」
「……だが、おまえと話せて少し肩の荷が降りたよ。友人と会話をするというのも息抜きになる」
「じゃあな、おまえもゆっくり休めよ」
そう言って、黒瀬はあなたの肩をぽんと叩き、そのまま廊下を歩いて行く。あなたも自室に戻り、休息を取ることになるだろう。
――そんな1ヵ月前の出来事を、あなたは思い出していた。
次の日、あなたの耳に届いたのは、黒瀬織葉が研究員を辞めさせられたとの情報。
詳細を聞こうにも、同僚も上層部も、研究員に聞いてもあなたの納得する答えは返ってこなかった。
連絡を取ろうとしても、家に出向いても、黒瀬に会うことはできなかった。
黒瀬が優秀な研究員であることは周知の事実であるはずだし、あなたも友人として理解していた。そんな黒瀬がクビになることなどありえないのだ。
あなたの胸の内に焦りが募る。
すると、突如としてあなたの携帯がバイブレーションを発する。画面に表示されている名前を見れば、そこにはハッキリと「黒瀬織葉」と書かれていた。
おお!!電話に出るぞい
電話に出れば、以前よりもっとやつれた声で――
しかし、なにか強い意志を込めた声が聞こえた。
「大津」
「俺の、同僚を……」
「オズ・シュヴァルツを止めることに、協力してほしい」
HO1の個別導入は以上、お疲れ様
なんかあったなこれは
あるね
じゃあ次はミゼアさんの個別導入だよ、レイニスを呼んできて
応!
【HO2 ミゼア 個別導入】
現在より21年前
――子供たちがいる。幼い子供たちが広い部屋の中に集まり、思い思いに過ごし遊び、平穏な時を過ごしている。
ここは、あなたが世話になっている孤児院だ。
オズ・シュヴァルツという人物が院長を務め、宇宙生命体からの被害に遇い、身寄りをなくした子供たちを引き取っている。
あなたがどう過ごそうかと考えていると、部屋の扉が開き、オズが顔を覗かせた。
NPC - オズ・シュヴァルツ
「ミゼア、ちょっといいかな」
オズは優しく微笑み、あなたに声をかけた。
オズ・シュヴァルツという男は、優しさもありつつ、どこか抜けたところもある人だった。
子供たちのイタズラによく引っかかり、ホワイトボードに油性ペンで書いてしまったり、頼りないと思いつつも、彼の人柄の良さにはみんな信頼を置いていた。
あなたがオズの元へと行けば、オズは少し声を潜めてあなたに話す。
「実は僕の仕事をちょっと手伝ってほしくて。いいかな?」
「いいけど、なんの仕事?」
「僕が働いている研究所、今人手が足りなくてね」
「軽い事務作業でも猫の手を借りたいくらいでさ。ミゼアはしっかり者だから、きみに頼りたいんだ」
「おれがしっかり者~?」
「そんなこと言うの、オズせんせーくらいだぜ」
「ミゼアのこと、よく見てるからね」
「僕だからわかるんだよ」
「褒め上手だなあ」
あなたはオズと共に部屋を出、廊下を歩く。
孤児院から少し離れただけの研究所に足を踏み入れ、あなたはオズについていく。
今まで資料運びなどの仕事は何度が請け負ったことがあったが、内装をまじまじと見るのはこれが初めてだ。
しばらく進むと、オズはある一室の前で立ち止まる。
そこにはオズと同じく白衣を着た研究員が立っており、オズを見ると軽く頭を下げた。
<聞き耳>が振れるよ
よ~し
聞き耳(80)→78(成功!)
いいね
よっし!
「所長、お疲れ様です」
「準備は整っております」
「ああ、わかった」
といった会話が聞こえた。
なんか不穏な会話してんなあ
「さ、ミゼア。中に入って」
あなたは部屋の中へと入る。
そこはどこか実験室のような、手術室のような無機質な部屋だった。
部屋の中には数人の白衣を着た研究員が並び、あなたを見下ろしている。
その生気のないような、なにかに憑りつかれたように正気を失った目に、あなたは直感的に恐怖を覚える。
SAN値チェック、成功で0、失敗で1の減少になるよ
ぎゃ~~~!!
SAN(90)→80(成功!)
偉いね、減少はなし
初っ端から不安になる出目だな~
「人類の未来のために」
後ろから聞こえたオズの声に、あなたは振り向く。
オズの表情は見たこともないほど歪に笑みの形を描いていた。
そして、大きな手のひらがあなたに伸ばされ――。
目を覚ます。
目の前に広がる光景はあなたの自室であり、あなたは昔の夢を見ていたのだと自覚する。
夢に見た光景はあなたの過去だ。
あの後、あなたは気づけば黒瀬織葉の家におり、彼があなたの身寄りを引き取ったのだという。
黒瀬にオズのことを聞いたが、引き取りに来たときは院長であるオズは不在だったため、彼のことはよく知らないと返ってきた。
突然変わった環境に、あなたは黒瀬への警戒心と動揺を感じつつ、彼の家族に加わることになった。
しかし、黒瀬と接していくうちに、次第に家族として打ち解けて行った。
あなたが軍人として勤めるようになると、成果を上げ、評価されてることに一番喜んでいたのは黒瀬だった。
今や、あなたは彼の元で部下として働いている。
HO2個別導入は終了。お疲れ様。
怖いよ!!!!
なにかされた!?なにかされそうだった!?もうされてる!?
どうだろうね~
もう頭の中改造されてたらどうしよ……
次はノワールの番だから呼んできてね
う~い
【HO3 九重 亞里亞 個別導入】
あなたは上官に呼び出され、彼のいる部屋まで出向く。上官は明るく笑み、あなたに話を切り出す。
「九重、おまえの働きを評価し、新たなチームへの所属を命ずる」
「ワオ」
ワオ
驚いてるんだよ
驚いてる反応なの?これ
「詳細はこれを見てくれ」
上官はあなたに資料を渡す。
率いる上司や隊員の情報を見るに、どうやら相当優秀なチームなようだ。
資料に対して<目星>が振れるよ
OK
待て、初期値だ
推奨技能なんだけど
ポイントがカツカツだったんだよ~!!
目星(25)→10(成功!)
ッッッッッシャ!!
え!?すごいね
このチームをまとめる指示役である黒瀬織葉という男の顔に見覚えがある。だがそれ以上のことはわからない。
「おまえに更なる働きを期待する」
「人類の未来のためにな」
「ありがとうございますー」
あなたは自身のBLACK-TYPEが保管されている施設へ出向く。
「亞里亞!」
あなたのBLACK-TYPE――コトネは、あなたが来たことに気づくと、嬉しそうに声を上げた。
コトネとは、あなたに用意されたBLACK-TYPEだ。このBLACK-TYPEとの相性診断をした結果、適正率は100%だった。
しかし、コトネの声はどうやら自分以外には聞こえていないようで、声が聞こえることを言ったら上官に微妙な顔をされたことを憶えている。
コトネはあなたが新たにチームに配属されることを聞くと、心底嬉しそうに声が跳ねた。
「おめでとう、亞里亞!私も、亞里亞のためにこれからも頑張ってサポートするね!」
「亞里亞の先輩たち、気になるなあ。どんな人がいるのかな」
「見るからに優秀なチームっぽいよ、私なんか不似合いじゃないかな」
「ううん、亞里亞が頑張ったから評価されたんだよ!」
「ふふ、そうだといいね」
「私も、このひとたちに置いて行かないように気を付けなくちゃ」
「まずは第一印象を決めたいよね、赤黒福とか持って行こうかな」
赤黒福????
宇宙船のご当地、紅白に並んでBLACK-TYPE色の黒も追加されている
初耳だよ
話をしていると、上司からあなたに声がかかる。
そろそろ新たなチームとの顔合わせの時間のようだ。
「いってらっしゃい、亞里亞!」
コトネはそう言って、あなたを見送ってくれる。
新たなチームに不安と期待を感じながら、あなたはチームが待つ一室へと向かった。
HO3の個別導入は以上
これで全員の導入が終わったね
お疲れ様
上手くやって行けるかな、こいつ
赤黒福持って行くの……?
持って行っていいなら持って行く
え~……
じゃあ<目星>に成功したら無事買えたってことでいいよ
九重:目星(25)→97(ファンブル!!)
グワ~~~~~~ッ!!!!!!
うわあ
世界一まずいグミと言われるリコリス菓子を間違えて買っちゃいました
なんでだよ!!!!!!
次回、本編開始