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本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」「新クトゥルフ神話TRPG」
TRPG 2025.12.5 No.47
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管理人(間宮)が制作したTRPGシナリオを自キャラに遊んでもらおう!というコンセプトの作品です。
当サイトに掲載されているシナリオのネタバレが含まれますので、遊ぶ予定のある方は閲覧をお控えください。
クトゥルフ神話TRPG「BLACK-TYPE」
KP:アズマ
HO1:大津 典嗣/ライゼン
HO2:ミゼア/レイニス
HO3:九重 亞里亞/ノワール
シナリオ配布ページ
探索者たちは、チームが使う用にと与えられた部屋で思い思いに過ごしている。
今日は新たに新人が加わると聞いており、彼/彼女が来るまで暇をつぶしていることだろう。
ということで、今いるのは大津さんとミゼアさんの二人だね。
九重さんが来るまで少し待機といった状況だよ、RPが可能。
りょーかい
じゃー新人が来るの楽しみでソワソワ動き回ってるよ
(そわそわ)(ぐるぐる)
「じっと座って待っとけよ~」
「楽しみだもんよ~!」
「じっとしてらんねえ!まだかな!?」
「ガキか」
「そのうち来るって」
「そのうちっていつ!?」
「この部屋の隅々まで汚れがないかチェックしてたらそのうち……」
遠まわしに掃除しろって言ってる?
あわよくば……
掃除できなさそうな連中が集まってるけど
話していると、扉が開きあなたたちの上司である黒瀬織葉が入ってくる。
「お疲れ。いよいよ新人とご対面だぞ」
「入ってきてくれ」
ということで全員集合
九重さんもRPに参加していいよ
「九重亞里亞、よろしく」
「よろしく~!!俺ミゼア!!」
シュババッと勢いよく前に来る。
勢いがすごい!!
「うわっ、びっくりした」
「元気いっぱいでいいね」
「ところでお土産持ってきたんだけど、いる?」
「お土産!?気ィ利く新人だな~!」
九重が持ってきたのは「世界一まずいグミ」と呼ばれるリコリス菓子だ。
え?
ごめん
わしらのこと、嫌いか?
違くて
お土産ダイスでファンブルしたんだよ……
気の毒。これを差し出された俺たちが
ただミゼアは知らなそうだから<知識>振っていいか?
いいよ
じゃあわしも
知識(55)→88(失敗……)
知識(60)→35(成功!)
「おー!なにこれ、グミ?いただきまーす!」
なにも疑わずに口に放り込むぜ
あちゃ~
「バ、バカ!!それは世界一まずいグミ……ッ」
口に放り込んだ瞬間、想像を絶する精神的苦痛と口内を支配するダメージが覆う。
言語化するならば『タイヤ味』と表現するだろう、真っ黒で地面に擦れ続け汚れたタイヤが脳裏に過る。
SAN値チェック、失敗で1、成功で0の減少だよ。
本当にごめん
なんで顔合わせでダメージ受けてんだ!!!!!
SAN(90)→05(クリティカル!!)
嘘じゃろ
ごめん、美味かったのかも
味覚がおかしいよ、僕が言うものでもないけど
「独特な味だけど美味いな!」
「んなバカな……」
「ナイスチョイスだったかも」
「あなたも食べる?えーっと……」
リーダーに押し付ける
「お、俺は遠慮しとくぜ……」
「大津、大津典嗣だ。このメンバーのリーダーだよ」
「あなたがリーダーだったか、よろしくね」
「じゃあこのグミの残りはミゼアさんに食べてもらおう」
「おまえ食わねえのかよ!?」
「まずいの食べたくないし……」
「なんてヤツじゃ」
「あ、あはは……」
「じゃあ俺も自己紹介をさせてもらおう、大津班の指示役を務める黒瀬 織葉だ」
「なにか困ったことがあれば、俺でも先輩でもいい。気軽に聞いてくれ」
「そうだな……。せっかく新人が入ったことだし、歓迎会でもやろうか」
「歓迎会!?いいな、やろうぜ!」
「嬉しいな、じゃあお言葉に甘えて」
「黒瀬の奢りで?」
「仕方ないな……、今日は特別だ」
「じゃあ行きつけの店に予約を入れて――」
突如、部屋中――船内に警報が鳴り響く。
この警報は、宇宙生命体が襲来したという報せだ。
「各隊員に通達」
「宇宙生命体による襲撃を確認」
「直ちに出撃せよ」
「全員聞いたな」
「BLACK-TYPEに乗り込め、仕事の時間だ」
「了解!行くぜおまえら!」
「よっしゃ!」
「行くぞー」
あなたたちはBLACK-TYPEが収容されている施設へ向かうことになる。
それぞれ自身の機体に乗り込む。
体に馴染むそれは、もはや自身の手足のように動かせる相棒だ。
機体が運ばれ、外へと向けられる。
『出撃準備。5、4、3、2……ゼロ!』
瞬間。あなたたちの機体は宇宙へと飛び出す。
『聞こえるか』
『宇宙生命体がいる地点をマークしておいた。そこへ向かい、宇宙生命体を殲滅しろ』
じゃあ今から戦闘ルールを開示するよ
~戦闘ルール~
探索者達は「BLACK-TYPE」という機動兵器に乗り込んでいる。
BLACK-TYPEのHPは一律50。
攻撃は<拳銃>を振ることで弾幕・ビームが打てる。
ダメージは1d10+5
宇宙生命体5体との戦闘開始
1 ミゼア DEX14
2 九重亞里亞 DEX12
3 大津典嗣 DEX9
4 宇宙生命体 DEX?
TURN 1
拳銃(80)→23(成功!)
1d10+5→7(+5)→12
残り4体
拳銃(80)→82(失敗……)
拳銃(47)→02(クリティカル!!)
運いいなあ
運も実力の内じゃ!
相手は回避ができないから、ダメージ倍でいいよ
1d10+5→6(+5)→11 クリティカル報酬で22!
残り3体
シークレットダイス×3
敵側は失敗したよ
TURN 2
拳銃(80)→67(成功!)
1d10+5→3(+5)→8
残り2体
拳銃(80)→46(成功!)
1d10+5→5(+5)→10
残り1体
拳銃(47)→12(成功!)
1d10+5→10(+5)→15
残り0体
戦闘終了
『お疲れ、よくやったな』
『別方向にも数体確認しているが、そちらは別のチームが向かっている』
『そろそろ向こうも殲滅が確認されているはずだが――』
その時、あなたたち全員の無線に、別チームからの通信が入る。
『こちらアズマ班!応援要請を求む!』
アズマ!?
どうしたアズマ!!
偶然の一致だから
じゃあ「どうした?」と返事をするかの
『は、班員が突然苦しみだしたとおもったら、こちらに攻撃を向けてきて――』
『やめろ新人!!落ち着け!!』
『――声』
『声が聞こえ――』
『――……人類の未来のために……』
ウオ~~~~~~
ヤバそうな雰囲気じゃのお、どうする?
行くべきかどうか……
応答はもうないのか?
あなたたちが向かう前に、無線にはノイズが走る。
いくら呼びかけても応答することはなく、沈黙の中黒瀬が呟く。
『……駄目だ、生体反応がロストしている』
『大津班、次の任務が来た』
『アズマ班を襲ったBLACK-TYPEを撃破しろ』
新たなマークが追加され、あなたたちはそこへ向かうことになる。
行くということだな
うわ~っ、怖い!!
仲間にやられたということじゃったな
チームが違うとはいえ、同僚を相手にすることになるのか……