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No.5
一次創作
Re;dREgina 前日譚:鈴鹿 柊一
※注意※
当作品に含まれる成分表。
暴力/流血/倫理観の欠如/人外化/年齢が非常に若い刑事などのファンタジー設定
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【松岡十日】
「柊一、ごめん」
「これが最後の連絡になりそうだ」
【松岡十日】
「今度予約してた飲み屋、キャンセルしといて」
☆☆☆
【敷織瑞稀】
「……さん」
「柊一さん!」
身体を揺らされる感覚に目を覚ます。
鈴鹿
(
すずか
)
柊一
(
しゅういち
)
が目覚めたそこは刑事部のオフィスであり、既に同僚たちは各々仕事をするために出払っていた。
柊一の顔を覗き込むようにして、目の細い男が言う。
【敷織瑞稀】
「いつまで寝とるんや!もう朝やで~!?」
【敷織瑞稀】
「ま~た徹夜で作業しての寝落ちなんやろ!」
「身体に悪いでホンマ!」
ぼんやりとした頭で考える。
この関西弁の男は、つい先日我が課に配属された新人刑事、
敷織
(
しきおり
)
瑞希
(
みずき
)
だ。
まだ配属されて3日しか経っていないというのに、既に柊一が家に帰らない男として認定されているようだ。
【鈴鹿柊一】
「(3日か……)」
3日前。
瑞稀が配属されたと同日に、同僚である
松岡
(
まつおか
)
十日
(
とーか
)
が殉職した。
死ぬ直前の通信は、悠長な会話など許されず、一方的な十日の連絡で終わった。
警視庁刑事部シーカー捜査係。通称C課。
表立っての公表はされていない、秘密裏に動いている捜査班だ。
表向きには捜査一課の刑事を名乗っている。
シーカー、現時点では解剖結果により「人造兵器」として危険視されており、近頃はシーカーが引き起こした事件も増えつつある。
市民の混乱を防ぐためまだ報道はされていないが、動画サイトの配信者やSNSはチラホラと「化け物が人を襲っている」という話がささやかれている。
警察組織でもシーカーについてわかっていないことが多い。人型をした形態もあれば、無機物が一人でに動き、その内部からシーカーの反応を起こしたことも確認されている。
なにかしらに憑依するタイプのものなのか。十日が遺したであろう映像も破損しており情報が少ない。
しかし、迷うこともない。今の柊一にできることは、仲間の無念を晴らすことだけだ。
【敷織瑞稀】
「柊一さ~ん!?聞いてはります~!?」
【鈴鹿柊一】
「……ん?」
【鈴鹿柊一】
「ああ、なに?」
【敷織瑞稀】
「また魂抜けたみたいな顔してたで!」
「まあええわ」
【敷織瑞稀】
「松岡警部の私物が事件現場のちょっと離れた距離に落ちとってん」
「もしかしたらその周囲にシーカーの拠点があるかもしれへんし、ボクはまた探ってきます」
【鈴鹿柊一】
「気ィ抜いて十日みたいにはなるなよ」
【敷織瑞稀】
「……それ、ツッコんでええのかわからんわ」
「柊一さんはどないすんの?」
「あんま仕事詰めすぎて倒れられても困るし、休んでてもええけど」
【鈴鹿柊一】
「今が一番忙しいのに休めるかよ」
【鈴鹿柊一】
「もう一度事件現場に行ってみる」
「まだ人もそこまで寄り付いてないだろうし」
「早めに行って疑問は解消しておかないと」
【敷織瑞稀】
「りょーかい」
【敷織瑞稀】
「ほな互いに達者で!」
瑞稀は元気よく部屋から出て行く。
それを見届けた柊一は、一旦伸びをしてから荷物をまとめ、オフィスを出た。
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2026.3.9
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「柊一、ごめん」
「これが最後の連絡になりそうだ」
「今度予約してた飲み屋、キャンセルしといて」
☆☆☆
「……さん」
「柊一さん!」
身体を揺らされる感覚に目を覚ます。
鈴鹿 柊一が目覚めたそこは刑事部のオフィスであり、既に同僚たちは各々仕事をするために出払っていた。
柊一の顔を覗き込むようにして、目の細い男が言う。
「いつまで寝とるんや!もう朝やで~!?」
「ま~た徹夜で作業しての寝落ちなんやろ!」
「身体に悪いでホンマ!」
ぼんやりとした頭で考える。
この関西弁の男は、つい先日我が課に配属された新人刑事、敷織 瑞希だ。
まだ配属されて3日しか経っていないというのに、既に柊一が家に帰らない男として認定されているようだ。
「(3日か……)」
3日前。
瑞稀が配属されたと同日に、同僚である松岡 十日が殉職した。
死ぬ直前の通信は、悠長な会話など許されず、一方的な十日の連絡で終わった。
警視庁刑事部シーカー捜査係。通称C課。
表立っての公表はされていない、秘密裏に動いている捜査班だ。
表向きには捜査一課の刑事を名乗っている。
シーカー、現時点では解剖結果により「人造兵器」として危険視されており、近頃はシーカーが引き起こした事件も増えつつある。
市民の混乱を防ぐためまだ報道はされていないが、動画サイトの配信者やSNSはチラホラと「化け物が人を襲っている」という話がささやかれている。
警察組織でもシーカーについてわかっていないことが多い。人型をした形態もあれば、無機物が一人でに動き、その内部からシーカーの反応を起こしたことも確認されている。
なにかしらに憑依するタイプのものなのか。十日が遺したであろう映像も破損しており情報が少ない。
しかし、迷うこともない。今の柊一にできることは、仲間の無念を晴らすことだけだ。
「柊一さ~ん!?聞いてはります~!?」
「……ん?」
「ああ、なに?」
「また魂抜けたみたいな顔してたで!」
「まあええわ」
「松岡警部の私物が事件現場のちょっと離れた距離に落ちとってん」
「もしかしたらその周囲にシーカーの拠点があるかもしれへんし、ボクはまた探ってきます」
「気ィ抜いて十日みたいにはなるなよ」
「……それ、ツッコんでええのかわからんわ」
「柊一さんはどないすんの?」
「あんま仕事詰めすぎて倒れられても困るし、休んでてもええけど」
「今が一番忙しいのに休めるかよ」
「もう一度事件現場に行ってみる」
「まだ人もそこまで寄り付いてないだろうし」
「早めに行って疑問は解消しておかないと」
「りょーかい」
「ほな互いに達者で!」
瑞稀は元気よく部屋から出て行く。
それを見届けた柊一は、一旦伸びをしてから荷物をまとめ、オフィスを出た。
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