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No.27
PLUS 本文1P目
世界中で起きた人食い事件、不死の化け物、感染症――。
それらが毎日のように報道されていたのは、もう遠い日のことだ。
今やモニターが映すのは真っ黒な画面でしかなく、外には呻き声を上げながら生きた人間を探す化け物しかいない。
ゾンビになった人間が、生きた人間を襲い、そしてゾンビ化する感染症、「PLUS<プラス>」。
もはや人類の大半がゾンビ化したこの世界で、あなたたちはまだ生を諦めきれず、地に足を付け武器を手に取り戦っている。
絶望しか待っていなくても、足掻くことをやめられないのだ。
◆
★PL向け情報
ステータスに「PLUS値」を追加する。
この値はゾンビから攻撃を受ける度に1d5ポイントが上がっていく。
とある廃墟施設。
そこにある地下が、あなたたちの拠点だ。
ここに合流するまでは、それぞれ別の拠点があったかもしれないが、ゾンビに追われたり人間関係が崩壊していく後に、自然とここにいるようになった。
【探索箇所】笹野百合香、藤原回生、呉垣大樹、飲食の入ったダンボール
■笹野百合香
白衣を着た女性だ。
元は笹野医院という個人で経営している病院の院長だった。
そのため、あなたたちが擦り傷などといった怪我をすれば治療をする立場にある。
彼女はどこかで拾ったらしいラジオを弄り、電波を拾おうとしているらしい。
>そのラジオは?
笹野「ここに来るまで偶然拾ったものだ。まだ使えるだろうと思ってな」
笹野「それに、どこかで助けを求めている人間の声が聞けるかもしれない」
笹野「……救助が間に合うかは、別としてな。生きていたという証は、把握しておいたほうがいいかもしれないだろう」
■藤原回生
自衛隊員の生き残りだ。
救助のためにゾンビを倒していたが、隊員たちは壊滅してしまった。
現在は戦闘要員としてあなたたちに協力している。
彼は銃の手入れをしている。
>話しかける・銃について聞く
藤原「……ああ。……特にすることも、ないからな」
藤原「ボードゲームでも持って来ればよかった」
藤原「銃の手入れは趣味だ。……こうやって手慣れた感じを出すとかっこいいと思って、昔から練習してた」
藤原「……まさか、こんな風に銃を化け物に向ける機会があるとは思ってなかったが」
藤原はそう言って、ため息をつく。
■呉垣大輝
貴重な水を遠慮など見せずに飲んでいる様子だ。
呉垣はここに来るまでに偶然知り合い、見捨てないでくれと勝手にくっついて回った小心者の男性だ。
戦闘には参加せず、ずっとここに入り浸っている。
<アイデア>
成功→彼は極度に優柔不断な人間であり、それが原因で藤原の部下がゾンビ化してしまったことをあなたたちは憶えている。
その部下を、藤原は辛そうな表情を押し殺しながら撃っていた。
>おい!貴重な水が!
呉垣「はひっ!?な、なんですか!?」
呉垣「べ、べつにいいじゃないですか……。あんたたち強いんだから、また取ってくればいいだろ!?」
呉垣「それに、貴重だ貴重だなんて言って残して置いたら腐ってしまいますよ!」
■飲食の入ったダンボール
食糧にはまだ余裕があるが、水が少なくなっていることがわかる。
笹野「そろそろ取りに行ったほうがいいだろうね……」
笹野「あんたたちにはまた無茶を頼むことになるが、……気を付けてくれよ」
探索者たちと藤原は外に向かうことになる。
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2024.9.22
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それらが毎日のように報道されていたのは、もう遠い日のことだ。
今やモニターが映すのは真っ黒な画面でしかなく、外には呻き声を上げながら生きた人間を探す化け物しかいない。
ゾンビになった人間が、生きた人間を襲い、そしてゾンビ化する感染症、「PLUS<プラス>」。
もはや人類の大半がゾンビ化したこの世界で、あなたたちはまだ生を諦めきれず、地に足を付け武器を手に取り戦っている。
絶望しか待っていなくても、足掻くことをやめられないのだ。
◆
★PL向け情報
ステータスに「PLUS値」を追加する。
この値はゾンビから攻撃を受ける度に1d5ポイントが上がっていく。
とある廃墟施設。
そこにある地下が、あなたたちの拠点だ。
ここに合流するまでは、それぞれ別の拠点があったかもしれないが、ゾンビに追われたり人間関係が崩壊していく後に、自然とここにいるようになった。
【探索箇所】笹野百合香、藤原回生、呉垣大樹、飲食の入ったダンボール
■笹野百合香
白衣を着た女性だ。
元は笹野医院という個人で経営している病院の院長だった。
そのため、あなたたちが擦り傷などといった怪我をすれば治療をする立場にある。
彼女はどこかで拾ったらしいラジオを弄り、電波を拾おうとしているらしい。
>そのラジオは?
笹野「ここに来るまで偶然拾ったものだ。まだ使えるだろうと思ってな」
笹野「それに、どこかで助けを求めている人間の声が聞けるかもしれない」
笹野「……救助が間に合うかは、別としてな。生きていたという証は、把握しておいたほうがいいかもしれないだろう」
■藤原回生
自衛隊員の生き残りだ。
救助のためにゾンビを倒していたが、隊員たちは壊滅してしまった。
現在は戦闘要員としてあなたたちに協力している。
彼は銃の手入れをしている。
>話しかける・銃について聞く
藤原「……ああ。……特にすることも、ないからな」
藤原「ボードゲームでも持って来ればよかった」
藤原「銃の手入れは趣味だ。……こうやって手慣れた感じを出すとかっこいいと思って、昔から練習してた」
藤原「……まさか、こんな風に銃を化け物に向ける機会があるとは思ってなかったが」
藤原はそう言って、ため息をつく。
■呉垣大輝
貴重な水を遠慮など見せずに飲んでいる様子だ。
呉垣はここに来るまでに偶然知り合い、見捨てないでくれと勝手にくっついて回った小心者の男性だ。
戦闘には参加せず、ずっとここに入り浸っている。
<アイデア>
成功→彼は極度に優柔不断な人間であり、それが原因で藤原の部下がゾンビ化してしまったことをあなたたちは憶えている。
その部下を、藤原は辛そうな表情を押し殺しながら撃っていた。
>おい!貴重な水が!
呉垣「はひっ!?な、なんですか!?」
呉垣「べ、べつにいいじゃないですか……。あんたたち強いんだから、また取ってくればいいだろ!?」
呉垣「それに、貴重だ貴重だなんて言って残して置いたら腐ってしまいますよ!」
■飲食の入ったダンボール
食糧にはまだ余裕があるが、水が少なくなっていることがわかる。
笹野「そろそろ取りに行ったほうがいいだろうね……」
笹野「あんたたちにはまた無茶を頼むことになるが、……気を付けてくれよ」
探索者たちと藤原は外に向かうことになる。
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