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Re;dREgina 第4話

#Re;dREgina

※注意※
当作品に含まれる成分表。
暴力/流血/倫理観の欠如/人外化/年齢が非常に若い刑事などのファンタジー設定


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一時的な避難のために、柑橘へ訪れた夏生たち。
真冬は千秋が心配だからと言い、彼らとは別れヴィルトゥスへと戻って行った。

misaki 天音御前
「まずいことになったわね……」

sakura 明星朔良
「まずいどころじゃないですけどね」

「どうするんです、これから」



syuichi 鈴鹿柊一
「気になることは山ほどあるが」
「さっき、夏生とぶつかった研究員っぽい男が気になる」

natsuo 獣地夏生
「……シーカー002」

syuichi 鈴鹿柊一
「なんでアイツが夏生をシーカーと呼んだのか……」
「夏生、どういう意味かわかるか?」


natsuo 獣地夏生
「……正直なところ、俺もよくわかってないんだ」

「憶えているのは、目が覚めた時に研究所らしき場所にいたこと」
「そこには培養槽がたくさんあって、人型のものもあればモンスターみたいなものもあった」
「今思えば、さっき見たシーカーに形が似ている気がする」

「俺の頭には制御装置みたいなものが付けられていて……」
「そこには確かに、seeker-002って書かれていたんだ」


misaki 天音御前
「それで、研究所を逃げ出した先で私と会った……」

natsuo 獣地夏生
「うん」


natsuo 獣地夏生
「なにもわからないし、怖い場所だったし」
「とにかく人気のある場所まで逃げようって走って……」

「ま、まあ途中で見つかって、変な人たちに追いかけられたんだけど」

「アレって誰だったんだろう?」


misaki 天音御前
「シーカーを開発しているのがディルクロ社なら」
「ディルクロ社の構成員でしょうね」

「夏生はおそらく、シーカーとして作り出された存在……」

「逃げ出すことは想定外だったんじゃないかな」


sakura 明星朔良
「うおお……」


syuichi 鈴鹿柊一
「……なるほどな、状況は把握した」

「一応、確認したいことがある」

natsuo 獣地夏生
「……なに?」


syuichi 鈴鹿柊一
「これまでに、暴走しそうになったとか」
「我を忘れた瞬間とか」
「攻撃的になった瞬間……とかはあるか?」

「返答によっては、俺はおまえを止めるために」
「C課として、人を守るために……」
「……おまえを撃たないといけないかもしれない」


sakura 明星朔良
「し、柊一さん……!」


natsuo 獣地夏生
「いいよ、朔良」
「出会って少ししか経ってないけど、柊一は真面目なひとだってわかってるよ」

「だから隠さずに言う」
「“これから”どうなるかはわからないけど……」
「今のところ、自我を失ったことはないよ」

misaki 天音御前
「そうだね、私から見ても」
「自我を失ったりするところは見たことがない」

syuichi 鈴鹿柊一
「オーケー。ならよし」

「……おまえがシーカーだってバレたら、上から色々言われるだろうけど」
「そんときゃ、俺がなんとかする」
「とりあえず」


syuichi 鈴鹿柊一
「今はもう一度ディルクロ社に行って、社長と会う」
「あとはあの研究員と話が出来りゃいいんだが」
「この異界じみた世界を元に戻さないとな」


sakura 明星朔良
「了解」

natsuo 獣地夏生
「おっけー!」

misaki 天音御前
「なら、ディルクロ社内の地図を渡しておく」
「あとは、社長室に入れるマスターキーね」


sakura 明星朔良
「無敵すぎません?」

syuichi 鈴鹿柊一
「貰っておく」


misaki 天音御前
「十日以外の警察にこんなことするなんて、初めてだよ」

「活躍を期待してるね、柊一くん」





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