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Collection 第3話

架空の巨大都市「C.on(シオン)」。
人間のサイボーグ化、発達した人工知能、巨大複合企業による都市支配が進行している。
インターネット上では、政治や国の未来を憂う論争が日々行われているが、日常を謳歌している人間が存在しているのもまた事実……。

そんな中、近頃C.onでは不可解な連続殺人事件が発生していた。
被害者は四肢を固定され、美しく着飾られ壁に飾られている。
誰が言い出したか、それは「標本事件」と称され、今世間を賑わせているのだ。

更には世間で大流行のゲーム「Collection(コレクション)」のほうでも奇妙な事件が浮上していた……。


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※注意※
この作品には以下の表現が含まれています。
暴力/流血/倫理観の欠ける発言




「……おい」
「起きろ、聞こえているんだろう?」


真っ暗な視界、どこか揺蕩っている意識。
そこに光が差し込むように、声が降ってくる。

ぼんやりしている場合ではない気がして、その声を探して糸を辿る。
そしてそれを掴んで――

浮上した。




Collection_08_raikan 【ライカン】
「起きたか」
「悪いが悠長にしている時間はない、さっさと行くぞ」

Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「え?」



目の前には先程戦ったはずのライカンがいる。
ライカンは曰を一瞥したままどこかへ行こうとし、それを隣に立っている男が引き留めた。


Collection_10_lowry 【???】
「まあまあ、待たないかライカン」
「急にプレイヤーとの意識を切られたんだ、彼だってなにがなんだかわかってないだろう」


Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「(意識を切られた?)」
「(こいつらなにを言って……、……あ!?)」


まるで雷が降ってきたように気づく。
今自分はプレイヤーキャラクター(・・・・・・・・・・・)ではない。
操作しているはずのプレイヤーである「終点焉」はおらず、「終点曰」としての意識がそこにあった。





Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「プレイヤーがいないのに、“俺”が動いてる……!?」




Collection_10_lowry 【???】
「お、気づいたみたいだな」

Collection_10_lowry 【ロウリー】
「私はロウリー、こっちはライカン」
「私たちはCollectionに登場するNPCだ、ゲームの中にしか存在しない架空のキャラクター」

Collection_10_lowry 【ロウリー】
「しかしどういうわけか、自我なんてないはずのキャラクターがこうして自我を持っている」
「私たちはCollectionに異変が起きてると見て、調査してるんだ」

Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「へえ」

Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「それは別にいいけどよ、俺が犯人っつって襲ってきたのはどういう了見だ?」
「言っとくけどマジで関係ねーからな、プレイヤーのリアル職業は警察だし」

Collection_08_raikan 【ライカン】
「Collection内では終点曰は最強だと名高いプレイヤーらしいな」
「運営からも一目置かれている。おまえがなにか関わっているんじゃないかと思ったんだが」

Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「廃人レベルで遊んでいるだけのゲーマーが運営に関われるなにかを貰ってるわけねーだろ!!」





Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「……それで?怪しいってだけで俺と焉を分離したのかよ?」




Collection_10_lowry 【ロウリー】
「人手が欲しいってお願いしたのは私なんだ」
「きみほど力があるキャラクターであれば、捜査に有利になると思ってね」

Collection_10_lowry 【ロウリー】
「終点焉にはリアルの調査を、終点曰はCollectionの捜査を行う」
「これで良い感じに二手に別れることができると思うんだが、どうかな?」



Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「はーなるほど」

Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「でも俺らはそれをどうやって焉に伝えりゃいいわけ?」
「向こう今頃混乱してると思うけど」


Collection_10_lowry 【ロウリー】
「きみはラッキーなことに優秀な人材と知り合っているからね」
「彼に頼んで、焉には説明してもらう」



Collection_05_youre ←彼




Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「ユーリと友達でよかった~」




Collection_08_raikan 【ライカン】
「悠長に話してるヒマはないぞ」
「これ以上被害を拡大させない」


Collection_10_lowry 【ロウリー】
「そうだな、ライカン」
「では行こうか、曰」


Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「はいはい」






Collection_01_syutenetsu 【終点曰】
「ところでどこ行くの?」


Collection_10_lowry 【ロウリー】
「今から少しだけデータを弄って……」


Collection_10_lowry 【ロウリー】
「Collection内部へ侵入する」


#Collection


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