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一次創作 2026.1.11 No.60
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人間のサイボーグ化、発達した人工知能、巨大複合企業による都市支配が進行している。
インターネット上では、政治や国の未来を憂う論争が日々行われているが、日常を謳歌している人間が存在しているのもまた事実……。
そんな中、近頃C.onでは不可解な連続殺人事件が発生していた。
被害者は四肢を固定され、美しく着飾られ壁に飾られている。
誰が言い出したか、それは「標本事件」と称され、今世間を賑わせているのだ。
更には世間で大流行のゲーム「Collection」のほうでも奇妙な事件が浮上していた……。
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「あ、終点!」
焉と曰が分離されてからしばらく経って、粟生野の部下である新庄が部屋に訪れた。
「おまえに会いたいって人が来てるぞ」
「なんか胡散臭いヤツだけど……?おまえと知り合い?らしくて」
新庄がそう言って横へ視線をやると、薄い金髪の男性がひょこっと顔を出した。
「やっほ~!」
「え?誰?」
「え、知り合いじゃないんですか?」
「いや、全然知らないヤツだけど……」
「え~、冷たいじゃん!あんなにおれを頼ってくれたのにさ」
「終点のえっちゃん」
「終点の……って」
「あ!?まさか!?」
☆☆☆
「改めて!おれはユーリのプレイヤー、本堂 楓太だよ~」
「いつもお世話になってま~す!」
「ユーリってリアルでも目細いんだ」
「かわいいでしょ~」
捜査本部、第0班のメンバーが集まり本堂楓太を迎えていた。
「それより」
「おれからの説明、ちゃんと理解できた?」
「う~ん……」
「俺と曰が分離されて、曰は自立してて、CollectionのNPCと一緒に調査してる、ねえ……」
「まあおれもよくわかってないんだけどさ」
「実際えっちゃんがおれのとこに来てくれたんだよ、NPCのライカンとロウリーと一緒に」
「とにかく状況説明を焉にしてほしいってさ」
「それでここまで来たってわけ」
「なるほどねえ~……」
「Collection内部を捜査してくれるとのことでしたね」
「そう」
「その代わり、リアルの調査はお願いってね」
「曰のほうの調査は期待できるのか?」
「焉が動かしてる時と全く同じだったし、大丈夫じゃないかなあ?」
「よし、んじゃゲームのことはそっちに任せるとして」
「現実世界では新たな情報が出てきた」
「事件現場それぞれに謎のマークが描かれていた」
「終点、被害者のアカウントに出て来ていた謎のマークがあっただろう」
「あのマークが事件現場、それぞれ被害者が吊るされていた壁に描かれていたんだ」
「人通りの決して少なくない場所に、どうやって気づかれないように描いたんでしょうか……」
「……その事故現場、見に行っていいですか?」
「それを頼もうと思っていたところだ」
「着実になにかが起ころうとしている」
「気を付けろよ、終点」
#Collection
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