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一次創作 2026.1.12 No.61
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人間のサイボーグ化、発達した人工知能、巨大複合企業による都市支配が進行している。
インターネット上では、政治や国の未来を憂う論争が日々行われているが、日常を謳歌している人間が存在しているのもまた事実……。
そんな中、近頃C.onでは不可解な連続殺人事件が発生していた。
被害者は四肢を固定され、美しく着飾られ壁に飾られている。
誰が言い出したか、それは「標本事件」と称され、今世間を賑わせているのだ。
更には世間で大流行のゲーム「Collection」のほうでも奇妙な事件が浮上していた……。
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――第四事故現場。
「……う~ん」
「第一現場、第二現場、第三現場……」
「ちゃんとこいつがそれぞれ壁に描かれてる」
「なんなんでしょうね、このマーク」
譲葉の言葉に、焉も腕を組んでう~んと再度唸る。
「でもこれ、どっかで見たことある気が……」
「レシオンのシンボルだよ」
突如として背後から聞こえてきた声に、焉は素っ頓狂な声を上げて驚く。
振り返れば、身長に見合わないコートを羽織った人物がそこに立っていた。
ぱっと見で性別の判断がつかない彼――あるいは彼女は、歩みを進める。
「レシオンってなんです?」
「Collectionに登場する中央都市っていうか……」
「ワールドマップのど真ん中にあるクソデカい都市」
「Collectionのプレイヤーなら絶対通るし。あ~なるほどなあ、レシオンのシンボルね」
「ところでおまえ誰?」
「垣灰谷 慧」
「前関わってた事件で負傷して、しばらく休養してたんだ」
「おまえが神薙の言ってた垣灰谷か!?」
「よろしく~、俺終点焉」
「知ってるよ、Collectionイチ腕が立つプレイヤーだってね」
「ところで、今回の第0班なんだけどぼくも関わることになったから」
「こちらこそよろしく」
「あっ、そうなんだ」
「(なんだかやりづらい人だな……)」
「なんか失礼なこと思ってない?」
「お、思ってないです」
「ところで、わざわざ来たのならなにか用があったのでは?」
「実は、Collectionのマップとこの地域のマップを重ねてみたんだけど」
「ほら、場所が重なってるんだ」
「これは……」
「C.on中央塔とレシオンの位置までぴったりですよ……!!」
☆☆☆
「つまり~……なんだ?」
「レシオンとC.on中央塔にはなにか関係があるってこと?」
「そういうことだと思う」
「どうやらCollectionの重要機密をレシオンが握ってるらしい」
「向こうもそれに気づいたなら、向こうはC.on中央塔を。私たちはレシオンを目指すことになるだろうな」
「CollectionとC.onになんの繋がりがあるんだろうな」
「それは知らんが……」
「黒幕は、俺たちが思っているより大きな存在かもしれないな」
#Collection
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