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フリーゲーム、TRPGのシナリオ配布所

No.12

BLACK-FIRE 本文4P目

あなたたちはディー・ナインから距離を取る。
巨大宇宙基地であったはずのディー・ナインの姿は、まるでブラックホールに吸い込まれるようにして歪んでいく。

そして、それはひとつの巨大な生物へと変わった。

造形はBLACK-TYPEを象っている。
しかし、その皮膚は人間のものであった。
無数の人間の皮膚を纏ったBLACK-TYPE。そしてそれは、まるでひとつの惑星のように巨大であった。SANc 1d5/1d10

あなたはカルミアの声が消えたことに気づく。
彼女はオペレーター故に、ディー・ナインの内部に取り残されたのだ。

イトイ「もうひと仕事だ」
「シカエを倒せ!!それが我々の使命だ!!」

【シカエとの戦闘開始】
シカエ DEX2 HP100

1d2 攻撃選択
CCB<=50 弾幕
1d10 弾幕ダメージ
CCB<=40 ビーム
1d10+5 ビームダメージ
回避無し
※基本的にPCを狙う

―――

【キラ】※戦闘お助けNPC
STR12 CON14 POW16 DEX13 APP12 SIZ15 INT16 EDU14
HP15 MP16 SAN80 アイデア80 幸運80 知識70
※BLACK-TYPEに乗っているため、HPは50

CCB<=80 拳銃
1d10 拳銃ダメージ
CCB<=60 回避

―――

【K-9】※戦闘お助けNPC
STR16 CON17 POW14 DEX15 APP6 SIZ17 INT13 EDU9
HP17 MP14 SAN70 アイデア65 幸運70 知識45
※BLACK-TYPEに乗っているため、HPは50

CCB<=80 拳銃
1d10 拳銃ダメージ
CCB<=80 火炎放射器
1d10 拳銃ダメージ
CCB<=80 回避

―――

【ナノイ】※戦闘お助けNPC
STR10 CON15 POW13 DEX17 APP10 SIZ14 INT18 EDU13
HP15 MP13 SAN65 アイデア90 幸運65 知識65
※BLACK-TYPEに乗っているため、HPは50

CCB<=80 拳銃
1d10 拳銃ダメージ
CCB<=60 回避

―――

【イトイ】※戦闘お助けNPC
STR12 CON13 POW18 DEX11 APP8 SIZ16 INT16 EDU18
HP15 MP18 SAN90 アイデア80 幸運90 知識90
※BLACK-TYPEに乗っているため、HPは50

CCB<=80 拳銃
1d10 拳銃ダメージ
CCB<=60 回避

―――

※グレイスは自身の宇宙船に乗っているため、PCのHPが残り少なくなったら補給機体を一度だけ送る。
補給機体:技能無しでHP+20



【戦闘終了】
最後の一撃を打ち込む。
全員が固唾を飲んで見守る中、シカエは動きを徐々に鈍くさせ――動きを止めた。
そして、次に聞こえたのは、宇宙を揺るがす叫び声だった。

シカエ「許さんぞ……、この私が……、この私が負けるなど……!!」
「認めん……未来永劫許しはせんぞ、貴様ら……!!!!」

恨み言を叫び、そして体は塵となって宇宙へと消えて行く。
その塵はディー・ナインの形を取り戻し――目の前には、いつも通りの光景が広がった。

(最後のRPポイント!NPCと話したいことがあったら話そう)

それぞれがPCへかける言葉

キラ「やった……!やったぞ、PC!」
「さすが俺の友人だ!おまえといればなにも怖いものなどない!」

ナノイ「……やった、のか?」
「……はは、BLACK-TYPEを動かすなんて久しぶりだったよ。上手く動けてたか?」

イトイ「……任務完了だ、PC」
「……よくやった」

グレイス「完全撃破を確認した」
「……よくやったな。俺たちは、仕事を成し遂げたんだ」

K-9「……」
「……さすが、エースパイロットと呼ばれるだけの力量はある。……終わったな、PC」






[エピローグ]
あなたたちはカルミアからの通信を受け、ディー・ナインに戻る。
ディー・ナイン内にいた人々は、全員無事のようだ。
しかし取り込まれている間意識はなかったようで、なにがあったかはわかっていないようだった。

しばらくして、黒瀬織葉から連絡があった。
グレイスの宇宙船で発見された研究データは、シカエのものであること。シカエの企んでいた計画などが明るみに出たため、グレイスの冤罪は晴らされた。

司令官と同時に、副指令も姿を消したらしい。
基地をまとめる存在がいなくなったことに、上層部は混乱していた。
そこで市民から多数支持があった黒瀬織葉を司令官に置くことを決定し、副指令には黒瀬直々からイトイが着任することが決まった。

グレイスとK-9はというと、これからも傭兵を続けるためにまた宇宙へと出るらしい。
寂しがるキラに、グレイスは「文通でもしたらどうだ」と提案した。
どうやらいい考えだと思ったようで、これからも付き合いは続いて行くようだった。

別れ際、K-9はあなたを呼びだす。

K-9「エンカク」
「……識別番号じゃない、俺の本当の名前だ」
「……じゃあな、また会えることを願っている」



黒い炎を絶やすな


END「Do not let the BLACK-FIRE die out.」

生還報酬
1d10

【あとがき】
NPCいっぱいいるソロシナリオがやりてえ!!という思いで作りましたが、自分で作ると遊べないらしいです 妙だな……


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