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No.19

REDOG 本文4P目

[血塗られた舌の教団]
――夢を見ている。

周囲は倒れた人間が折り重なっており、水が入ったバケツを逆さにしたように血に塗れている。

探索箇所:死体、扉

・死体
皆一様に同じローブを纏っている。
自身を見れば、同じようにローブを纏っていた。

・扉
ドアノブに手を掛ける。
何故かあなたの胸中には、まるで今からとんでもない禁忌を犯すような感覚が溢れていた。
この先になにがあるのか、あなたは知らない。
それでも、扉を開ける。

気づけば、あなたは知らない街中に居た。
周囲の人間は慌ただしく通り過ぎ、真夜中も相まって誰もあなたを気にかけない。

そして、目的のものを見つける。
目的、だっただろうか。あなたにはよくわからないが、あなたはずっとそれを探していた。

あなたはその名前を呼ぼうとして、止めた。

あなたの目的だったKPCの隣には、あなたがいた。
あなたの隣にいるKPCは、楽しそうで、幸せそうで、自分が持っていないものを全て手に入れたような顔をしていた。

だから、その時に思ったのだ。

PCであれば、俺の孤独を埋めてくれると。
(KP情報:REDOGの記憶)




人角「PC!起きろ!」

肩を揺すぶられ、人角の切羽詰まった呼びかけであなたは目を覚ます。

>どうした!?
人角「資料室を何者かが調べ漁ったようだ、多分、KPCだろう」

隣を見れば、共に眠っていたはずのKPCの姿がない。

>どういうこと!?
人角「……KPCを追いかける前に、お前も資料室を見て来たほうがいい。ついてきてくれ」

あなたは人角に案内され、資料室へと向かう。


[資料室]
見れば、思っていたほど凄惨な状態ではないが、荒らされた形式があるのは理解できるだろう。
散らばっている資料を見ることができる。

探索箇所:散らばった資料①、散らばった資料②

――――――――――
散らばった資料①
「血塗られた舌、月に吠える者」

血塗られた舌は巨大な怪物の姿をしている。
かぎ爪のついた手のような器官と、顔の代わりについている赤い血の色をした長い触手を持っているのが特徴的だろう。
この触手は、この怪物が月に向かって吠える時、まっすぐ前を向かって突き出される。
血塗られた舌は、ニャルラトホテプの最もありふれた化身の一つであると言われている。
――――――――――
散らばった資料②
「血塗られた舌の教団について」

この教団は殺人を行うことを主とし、ニャルラトホテプの化身から生み出された双子の子供を教組とし崇拝している。
双子の名前は「(KPCの苗字)緋色」「(KPC)」。
教団の本拠点を特定出来次第突入し、教団員を逮捕する。

(手書きの文字で追記されている)
なんとか数人の教団員を逮捕し、KPCを教団から救うことはできた。
しかし、緋色と大勢の教団員は逃したままだ。
KPCのことは俺が引き取り、面倒を見よう。

人角司
――――――――――

(人角とRPをし、質疑応答が終わり次第血塗られた舌の教団の拠点へ向かうことができる)

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