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フリーゲーム、TRPGのシナリオ配布所

No.20

REDOG 本文5P目

[REDOG]
あなたと人角は血塗られた舌の教団の元拠点へ向かう。
既に廃墟と化し、崩れた屋根の隙間から大きく光る満月が見える。
そこに、KPCともう一人が立っているのが見えるだろう。

>KPC!
KPC「PCさん……!?」
KPC「駄目だ!俺たちに近づくな!」

もう一人の影は、自身の顔を隠していたローブを取り払う。
現れたのは、KPCと同じ顔をした人間だ。

緋色「……ようやく会えた」
緋色「初めて見た時からずっと……、あなたの隣にいるのがKPCではなく俺であればと、何度願っただろう」
緋色「KPC、俺はずっとおまえが羨ましかった」
緋色「俺はおまえが外へと出て行ってからずっと、ずっと孤独だった」
緋色「おまえは外へ出て人間として扱われたのに、俺はずっと神の子として、誰も隣に立ってなんてくれなかった」
緋色「なあ、KPC」
緋色「おまえからPCさんを奪えば、俺はようやく孤独じゃなくなるのかな」

月が赤く染まっていく。
REDOGは月に向きなおり、咆哮する。
手が届かないのであれば、声をあげてやると言わんばかりに。
その声は、あまりにも悲痛に満ちていた。
血塗られた舌、月に吠える者を目撃したあなたたちは1d10/1d100

KPC「……俺は、兄弟として」
KPC「人間として」
KPC「……刑事として、おまえを止める」
KPC「PCさん」
KPC「俺の全てをあなたに託す」
KPC「あなたの猟犬として、俺を使ってくれ」

その咆哮は月に吠える狼の如く。
異形と化したKPCは、あなたの犬となりて目の前の標的を見据える。

~戦闘ルール~
ただいまより、月に吠える者との戦闘を開始する。
あなたは月に吠える者と化したKPCの能力を使役することができる。
また、発狂した場合は発狂解除になり、1d100で正気度が0になった場合はKPCの加護によってSANを10まで回復することができる。

KPC:月に吠える者
STR80 CON50 SIZ90 INT86 POW100 DEX19 HP70
装甲なし ダメージボーナス+10d6

CCB<=80 かぎ爪
10d6+10d6 かぎ爪ダメージ
CCB<=80 触手
10d6 触手ダメージ
CCB<=80 回避

~血塗られた舌、月に吠える者との戦闘開始~
緋色:血塗られた舌、月に吠える者
STR80 CON50 SIZ90 INT86 POW100 DEX19 HP70
装甲なし ダメージボーナス+10d6

CCB<=80 かぎ爪
10d6+10d6 かぎ爪ダメージ
CCB<=80 触手
10d6 触手ダメージ
回避無し


END分岐
END1 → 緋色を倒し、孤独を受け入れる
END2 → 緋色を倒し、孤独を受け止めない
END3 → 戦闘に敗北する

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