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No.9

BLACK-FIRE 本文1P目

クトゥルフ神話TRPG
「BLACK-FIRE」

Do not let the BLACK-FIRE die out.



巨大宇宙船基地「ディー・ナイン」
探索者であるあなたは「ディー・ナイン」に所属するエースパイロットである。

周囲の人間から慕われ、上層部からも一目置かれているほど優秀であるあなたは、今日も長時間の訓練の真っ最中だった。

あなたの他には同じ所属のキラが隣に立っている。
彼は退屈そうにのんびりと口を開け欠伸をする。上官はその姿に気づかず、続いての訓練内容を話しているようだ。

「次は以前より予定していた模擬戦の時間だ。A、B、Cの三つのグループに分かれ、それぞれのポイントまでBLACK-TYPEに乗り移動しろ」

上官はそう言うと、グループ分け毎に名前を呼ぶ。
どうやらあなたはAグループのようだ、その中にはキラもいる。

キラ「やあ、PC」
「エースパイロットと対戦なんてな、お手柔らかに頼むぞ」
(RPできる)

あなたたちはBLACK-TYPE格納庫へと向かい、自身の愛機に乗り込む。
何度も扱ったからか、それともあなたが特進種だからか。どちらにせよ、あなたのBLACK-TYPEはもはや自分の手足同然に扱えるようになっていた。

するとあなたの機体に通信が入る。
聞こえて来たのは女性の声だ。

カルミア「お疲れ様です、エースパイロット PC」
「この度Aグループのオペレーターを担当させていただきます、カルミアと申します」
「以後、お見知りおきを」
「では早速ですが、目標地点にマーカーを設置いたしました。そちらで模擬戦が行われます」

キラ「よし、PC。どちらが先に到着するか競争しようじゃないか」

・いいよ
キラ「いい返事だ」
「じゃあ遠慮なく行くぞ、START!」

<DEX*5>、あるいは<回避>によるブーストで先にマーカーポイントに辿り着くことができる。
(KP情報:フレーバーダイスです!勝っても負けても同じ展開になります)

PCが負けた場合
→ブーストをかけたが、すぐ近くに岩のような形の星の欠片が浮いていた。それを見、あなたは岩を避ける。
若干遠回りしてしまったようで、僅かな差だったがキラが先に到着したようだ。彼は誇らしげに「さすがエースパイロット。だが今日は俺の勝ちだな」と言った。

PCが勝った場合
→互いに猛スピードで宇宙を駆ける。
同じグループのメンバーが「本当に同じパイロットか!?」と困惑するほどの争いを見せたあなたたちだったが、それはあなたの勝利に終わった。
キラは「さすがエースパイロット。俺も負けていられないな」と言った。

その瞬間。

カルミア「キラ、PC!すぐ近くに敵性反応を察知しました、そこを離れてください!」

<回避>
成功→弾幕を全て避けることに成功する。ダメージ無し。
失敗→弾幕があなたの機体を掠める。-1d3のダメージ。

あなたは攻撃が来た方向を見、敵影を探そうとするだろう。
しかし、宇宙生命体は周囲の岩に上手く隠れているようだ。更に電波を妨害しているようで、カルミアは上手く敵の位置を特定できていない。

その間にも無数の弾幕やビームがあなたの機体を狙う。

その時だ。

カルミア「新たな機体の反応を検出しました!……これは……!」

カルミアがそう言うと、どこからか炎が吐き出されているのをあなたは目撃する。
炎を浴びた宇宙生命体はあっという間に丸焦げになり、灰となって消えて行く。

キラ「PC、あれを見ろ!」

キラの言葉に、あなたは上空を見上げる。
そこには見たことのない、黒い塗装がされたBLACK-TYPEがいた。
その機体にはディー・ナインのエンブレムはなく、外部から基地に侵入した機体のようだ。
攻撃してくるのではないかと身構えたキラだったが、その機体は翻し、どこかへと去って行く。

キラ「……行ったのか?」
「なんだったんだ、あの機体は……」

すると、あなたとキラ以外の同期も遅れて到着する。
彼らは皆あなたたちのことを心配し、怪我はないかと声をかけてくる。

カルミア「本日の模擬戦は中断となりました」
「近日中に宇宙生命体による襲撃が予測されます、一先ずはディー・ナインに帰投してください」

あなたたちはディー・ナインへ戻ることになる。


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